高島 美由紀 Miyuki Takashima

食のバリアフリー化で『人と人』『人と社会』をつなぐ

誰もが安心して食を楽しめる社会、そして食を通して他者の理解や人との交流が広がる社会を作ります。

宗教的な理由、健康上の理由、または個人の思想上の理由などによって食材の選択が必要な人々がいます。そのような人々にとって、学校給食や同僚、友人との食事会、外出先での食事などは、メニュー選びや食材選びという点で負担が大きくなってしまっているかもしれません。 私は「食のバリアフリー化」を実現することにより、どんな人も自由にストレスなく食のスタイルを貫くことが可能になり、負担を減らすことができるのではないかと考えます。

「食のバリアフリー化」とは、「やさしい日本語」によって外国人にも分かりやすく食の情報が提供されること、そしてどんな食のスタイルの人とでも一緒に食事を楽しめる社会を作ることです。誰もが安心して食を楽しみ、食を通して周囲の人と交流が深められる”それぞれの食のスタイルが理解される社会”を目指します。

3つの日本語学習者向けサービス

1.SNSによる食の情報発信

SNSを通して、ハラール、ヴィーガン 対応商品をはじめ、認証マークはなくても食べられる商品の紹介や、それぞれの食スタイルに対応した家庭料理の紹介などを行います。
商品情報を収集したり、原材料表記の見方を覚えたり、使う食材を工夫したりすることで「食」の選択肢はどんどん広がります。食材選びを味方につけて、心と身体の健康を維持できる食事を楽しみましょう。

2.食のワークショップ/ショッピングアドバイス

ワークショップでは、日本語の成分表の解説、自らの希望を明確に伝える実践的な日本語会話練習、またショッピングアドバイスでは、スーパーの買い物に同行し、お客様の食のスタイルに合わせた食材選びののポイントをお伝えします。日本社会があなたにとってより暮らしやすくなるためのサポートをします。

3.日本語レッスン

もっと日本語が話せるようになりたい、仕事でビジネス日本語が必要だから勉強したい。
それぞれの思いに寄り添ったオリジナルの日本語レッスンをご提供します。

 

「やさしい日本語」による商品紹介

商品やサービスを、日本の人口2%を占める在日外国人に向けて発信するお手伝いを致します。
御社の商品やサービスがまだ届いていない人々がいるということを想像したことがありますか。それは日本で生活する外国人です。2019年には在留外国人の割合が初めて2%を超えました。在日外国人の中には、宗教的な理由、健康上の理由、個人的な思想などを理由に、食材の選択を必要としています。彼らはより多くの選択肢を得るために商品やサービスの情報を求めています。しかし、”日本語”が壁となり、必要な情報が十分に届いていません。そんな彼らに御社の商品を発信してみませんか。その方法として”やさしい日本語”の導入を提案します。”やさしい日本語”とは、いわゆる”初級レベルの日本語”です。日本語を少しでも学んだことのある人であれば、誰でも容易に理解することができます。多言語化での発信を目指すよりもずっと簡単に、より多くの外国人に情報が行き渡りやすいという特徴があります。商品パッケージや広告への表記にやさしい日本語を使用して、御社の商品を必要としているより多くのお客様とつながりましょう。

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略歴

高島美由紀

プロフィール

日本企業が生産するヴィーガン、プラントベース、ハラール商品などの認知度を高めて外国人消費者に届けるべく、やさしい日本語による商品説明のアドバイザー活動を行う。
自身が「6週間ヴィーガン 食事プログラム」を体験した際、ヴィーガン対応のレストラン、メニューの少なさから友人と気軽に外食を楽しむことの難しさを実感。「食のスタイルが壁となり人や社会が隔てられてしまう現実がある」ことを痛感する。また、大学時代に出会った日本に住むムスリム(イスラム教を信仰している人々) が、小学校の給食に使われている材料が理由で、母親がハラール食材で作った弁当を毎日持参していたというエピソードに触れたこともあり、”食のバリアフリー化促進 アドバイザー”としての活動を決意。
食の選択肢を増やすことで他者とを隔てる壁を取り払い、異文化交流、異文化理解が進むことを目指している。前職では新商品発掘から調達、販売までを担っていた経験から、現在は日本企業が提供する、多様な食のスタイルに対応する商品の販売拡大に貢献すべく、商品の発掘と食の情報発信を行っている。

略歴

1998年 カナダ留学1年

2002年 日本語教師養成講座修了

2004年 大学にて「名古屋に暮らすイスラム教徒」をテーマにした卒業論文を執筆し優秀賞を受賞

2006年 大学院にて「名古屋のギリシャ正教徒」をテーマに修士論文を執筆

2006年 通信販売会社入社 ブランディング・商品開発部門にて商品開発やマーケティング業務に従事 その後商品調達部門に移り新商品の発掘および調達を行う

2018年 日本語学校非常勤講師として勤務開始

2020年 フリーランス日本語教師としての活動開始